とあるコンビニ脇の駐車場で、野良猫たちを発見。
誰かが餌をあげてるようです。
かわいいけど、かわいいけど、色んな心配の方が先に思い浮かびます。
写真を撮ってると、ここの猫たちに馴染みのあるらしい年配の女性の方が話しかけてこられました。
「ごはん食べてるところ撮る?」と、ちくわを出してあげてました。
「ここの猫たちは、地域猫として管理されてるんですか?」
と尋ねると、さあ…?とよくわからない風な反応をされました。
「去勢手術とかは…?」
と尋ねると、「してないんじゃない…?」と言われました。
とても痩せて毛並みの悪い猫も居ました。
人間に警戒心は無いようで、というよりおそらく日常的に餌をもらっているのか、座ると寄ってくるくらいに懐っこい子でした。
ここの駐車場には、多分適度に餌をあげる人がいるのでしょう。
でも、この痩せている子はどうも病気だったんじゃないかって女性の方は仰ってました。
前はもっと状態が悪かったのか…今は調子が良くなってきてるのかどうなのか…
その女性が知らないだけで、ちゃんと地域猫として管理されているのかもしれないし、そうではないかもしれない。
住宅街で、車もそこそこ通ります。
去勢されてない状態で、子猫を産んだとして、人に迷惑がられて保健所に連れて行かれる事は多々あります。
思いがけず事故に遭って命を落とすことも多々あります。
人間は食べられるものでも、他の動物にとっては毒なものが多々あります。
それを知らずに善意で与え、知らずに食べ、病気や死に至る事もあるでしょう。
かわいいけど、無責任に可愛がる事は罪だと思うようになりました。
昔、近所の野良犬が空き地で子犬を産み、小学生だった自分は無責任に餌を与えて可愛がりました。
結果的に、鳴き声で苦情が出て、子犬は保健所に連れて行かれました。
母犬は子供を奪われ、攻撃的な性格になって彷徨うようになりました。
子供だった私は、何故こんな理不尽な事が起きるのかと、大人に理不尽に問いかけてました。
こんな気持ちはもう味わいたくない、そう思って大人になり、里親として猫を飼うようになりました。
可愛がるなら、責任が必要だと思ったのです。
せめて、この子達だけは。
私は自分のことで精一杯で、狭い世界でしか気を配ることはできないけど、せめて、この子達だけは。